電卓① ぺちぺち・もぐもぐ

まとめ
電卓選びで一番重要なのは、打鍵感が軽くて「ぺちぺち」していること。静音性の高い「もぐもぐ」はどうしても合わないや。というお話です。自分には。

経理の田中です。
電卓を正確に打てていないことのほかに、もう1つもやもやしていたのが、電卓の打鍵感です。振り返ってみたら、歴代のエースはこんな感じでした。
1代目(92~96)DS-1
2代目(96~12)TD-15
3代目(12~16)DS-20DT
4代目(16~23)DS-20DB

【ぺちぺちは希少】
2代目電卓は、tenerezza TD-15 という、CASIO製だけどCASIOブランドではないし、本格実務電卓でもないものでした。キーを押したときの抵抗感がなく、ぺちぺちした打ち心地です。メモリが2系統あって、分母からではなく分子から計算し始めてしまってもへっちゃら(当時は定数計算知らなかった)というもありますが、DS-20DTって何だかステキ(質感がいい・キーの配色もいい)と思ってから買うまで5年かかった(笑)のは、TD-15のぺちぺち感が捨てがたかったから。
電卓って職場用と自宅用。受験するときのお守り。という趣旨でまったく同じものを2台持っていたりしませんか? お茶こぼして3台目だったり。そんなCASIOばかり10台以上買ってきて感じるのは、ぺちぺち・もぐもぐ具合は、型番ごとにある程度傾向はありつつ、個体差も大きいということ(もちろん個人の感想です)。
キーの内部が汎用部品で公差が大きく、製造ロットごとに差が出てしまうのか? 打鍵感と静音性を高いレベルでバランスさせるべくロットごとに微調整しているのか? それとも別の事情なのか? わかりませんけどね。
しかも、最初に購入したものの方が、のちに買い増ししたものよりも、ぺちぺちしている気がします。TD-15も、DS-20DBも、2台目・3台目の方がもぐもぐでした。同じ型番でも買ってみないとわからない。万年筆の書き心地に似ているなと思っています。

【ぺちぺちのメリット】
静音性が犠牲になりがちなので、合わないよ、という方が一定数いるだろうとは思います。しかし、打鍵感が軽いと、メリットが2つあります。
①キーを強く押せなかったときも電卓が正しく認識してくれます。
間違って打ったときは、たいてい気付いて画面を見ずに戻ろうと即決できます。でも、正しく認識してくれたか疑わしいときは、画面を見ないと戻るかどうか即決できません。ぺちぺちは、この「疑わしい」確率を下げてくれるので、正確性UPだけでなく、ロスタイムも減らせるのではないかと思っています。
②軽くふれれば済むので、無理しなくてもある程度は運指が速くなります。

そんなこと考えているの自分だけかと思ったら、こちらの動画。我が意を得たり。
https://youtu.be/Bpi9nDILArg?t=120

家電量販店の旗艦店は、ずらーっと電卓が並んでいて試打?できます。ありがたい。
人間工学電卓JE-12D
このぺちぺち感は最高です。これを待っていました。

うーん。
よし。
60分も店頭でうんうん言っていて迷惑なのでいったん帰ります。